午後は田子港でちょっと竿を出すも釣れるのはネンブツダイのみ。横浜から来てるという生きアジでアオリイカを狙っている常連さんと情報交換。
「さっぱりだね。先週はよかったらしいんだけど。俺は夜になるまで待つつもり」
釣り師の話は、先週はよかったとか来週になればとか、そんな話ばかりです。
スーパーで夕食を買って、民宿に荷物を置いて、今回の旅行の目的である(釣りはどうした)「沢田公園露天風呂」へ。
狭い狭いお風呂ですが、見ず知らずの人たちと和気あいあい旅行の話をしながらゆっくりと一日の汗を流します。
駿河湾に沈む夕日を眺めながらお湯につかっていると、釣れなかったことなどは忘れ、釣れなかったことなど、釣れなかったことなど、あーくやしい。ここから竿出せないかしら。
民宿で冷たいビールと脂っこいお惣菜で腹を満たしたあとは、スーパーで買ってきたアジと釣ったカワハギを。
「台所貸していただけますか?」
「あー、夕食の準備で今はちょっと」
包丁は持ってきたので、それならばと港まで出かけて魚をさばく。暗くてほとんど手元が見えないのにさくさくと魚をさばくことができて自分でびっくり。
パンパンに張った新鮮なカワハギのキモをつまみに、山形の地酒「出羽桜」で夜更けまで。
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