オーストラリア旅行 14日目 タリー川 ラフティング

2004年10月21日 09:26

今日は「R'n'R (アール・アンド・アール)」のツアーでタリー川へラフティングをしに行きます。バスの中でマイクをとったスタッフ、アンディ。めちゃくちゃ話し好きでとてもおもしろい人。

「ここからしばらくサトウキビ畑が続くよ。サトウキビマニアにはたまらない風景だけど、朝も早かったし普通の人は寝て行く方がいいね」
「バスのドライバーは○○。彼は昨夜、徹夜で起きている練習をしたので、たぶん居眠り運転はしないはずだ」
「右側にみえる墓地は、このラフティングツアーに参加した人達のものだ」
「川の水はそんなに冷たくないと思う。ここしばらくペンギンをみてないからね」

しゃべりっぱなし。

ヘルメットとライフジャケットとパドルを装備して。ブローディーが言う。

「やる気のある連中といっしょのチームの方が楽しいぞ」

なるほど。日本人のチームにまざろうと思っていたのですが、なんかひ弱そう…(コラ)。

インストラクターはジョンさん。さっそくボートに乗ってGO。

…って、まだなにも教えてもらってないし!

あぁ、まず緩やかな場所で練習するんですね。びっくりしました。右に3人、左に3人、最後尾にジョンが座ります。基本はこれらの操作。

・フォワード:前へ漕ぐ。ライト・フォワードは右側の人だけ漕ぐ。
・バック:後ろに漕ぐ。「ライト・フォワード、レフト・バック」は左右で逆に漕ぐ。
・ホールド:パドルを脇の下にいれて岩などに備えます。
・ゲット・レフト(ライト):左(右)に寄れ。座席を移動します。
・ゲット・ダウン:パドルをたてて座ります。ボートが安定するらしい。
・ボイン!:岩にぶつかるよ!の意味。

うむ、だいたいわかった。

どっぼーん。

まずは流される練習。岩がたくさん沈んでいるのであお向けで足をあげましょう。

ゴゴゴゴゴゴ…。

大きな岩の間をすり抜けますが、ボートの幅より狭いので、岩の間にさしかかったらまず体を右へ、次に左へ寄せてボートを大きく傾けます。やばい場合はゲット・ダウンもありえます。滝の向こうに大きな岩が沈んでいるので、落ちたら体を反らしてボートの先端を持ち上げます。

やること多いよ!できるかなぁ。

「前に漕いで!めいっぱい漕いで!がんばれ!ゲッダウン!」

イヤーッホゥ!できたー!スゲー!

他のチームはこんな感じ。最初から座ってるねぇ。よわい。

順番待ちのボート。このように各艇のインストラクターがボートを降りて他のボートが無事通過するのを見届けてからくだって行きます。ここは特に時間がかかりました。なんでもいままでで3人死んでいるそうです…。ジョンはどのように死んだかをこと細かく説明してくださいました。俺の後ろの女性がちょっとヒキぎみ。

タリー川は1〜6で表される急流のレベルが、アマチュアの参加できる最高の4。でも、この時期は水が少なく上流のダムが“ラフティングのためだけに”一定時間放水しています。雨期になると水の量はこの比ではないそうです。

いくつかポイントを過ぎるともう怖さはなくなって、ただただ楽しいだけ。急流をうまくクリアすると、パドルをボートの中央で重ねて、大声を上げながら背後の水面を叩き付ける。タノシイ!

ランチは自分でハンバーガーを作って食べますが、よくばりすぎてとんでもないことに。でも足りない。もの欲しそうな顔で調理のスタッフのところに行ったらコロッケもらいました。わーい。

かなりのベテランっぽいジョンさん、この人もおしゃべり好き。ゆるやかな場所にくると、ボートは流れるにまかせて、木や草や岩や、いろいろな話をしてくれます。

ジョンさんが教えてくれた瀬(急流のポイント)の名前いろいろ。ブローディーに通訳してもらいました。

・「2インチ」という名前の瀬。あるインストラクターがボートから落ちてしまいボートだけ流れて行ってしまった。しょうがないので彼は大きな岩によじのぼって後から来たボートに助けを求めることにした。冬の寒い日で彼はガタガタ震えながら声をあげるが、みなは大笑いで指を差し通り過ぎて行くだけ。彼は気がついていなかった。ボートから落ちたときにパンツが脱げてしまい、下半身すっぱだかになっていたことを。だから2インチ(5cm)。

・「前戯」。書けません。昔は「石の庭」という名前だったそうです。

・ある女性がボートから落ちてしまったのでライフジャケットをつかんでボートに引きずり上げようとしたが、ライフジャケットがすっぽりと抜けてしまった。彼女は水流に巻き込まれぐるぐる回っていたが、そのうち黒のビキニが流れて行った。イェー!男性陣ガッツポーズ。そしてやっとのことで助けあげると、とんでもない爆乳。イェー!そしてその瀬についた名前が「ダブル・Dカップ」。

ジャバ・ザ・ハットという大きな岩。ここでいったんボートを降りみんな上まで登ります。

前方一回宙返りが見事に決まりました!(撮影:ブローディー)

ツアーの終わり近くに他のボートのインストラクターから「いいジャンプだったゼ!」と褒められました。えへへへ。

もうすぐおしまい。上陸地点までは泳いで行きます。

真っ青な空を眺めつつぷかぷか浮いていると、とことん幸せな気分になってきて。あぁ、楽しいなぁ。帰りたくないなぁ。

R'n'Rの店に戻って、そこのバーで今日のラフティングの様子をおさめたビデオの上映会。編集が早い!DVDやVHSに焼いてくれます。ビール片手にみんなで大笑い。

最高に楽しかった。ケアンズに来たらぜひ。ほんとおすすめ。

【オーストラリア豆知識】

オーストラリアはタバコが高い。$10(800円)ぐらいします。わたしはお酒を飲むと吸う人だったのですが、旅行中に完全に禁煙家になってしまいました。えらい!




おなかすいたねぇ。夜、なに食べようか。といって来たのが韓国料理のお店。

チャプチェ定食。野菜がたくさん入っていて本場のチャプチェとは微妙に違うような気がする。キャベツがどっさりのってるし。まぁまぁうまい。

それと冷麺。つい。ちゃんと目の前ではさみで切ってくれます。味はイマイチだなぁと思って食べていて、途中、ついてきた酢を入れたらびっくり。おいしくなりました。あぁ、おいしいおいしい。ひさびさのサッパリ味だ。

REDBACK:たいへんおいしいビールです。でもあまりパブにはおいていないので見つけたら買ってました。
ICHIBAN:キリンの海外ブランド。なんか味が薄い気がする。kirin.comはたいへんサイケでイカしてます。アホだ(笑)。

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