さんざん寄り道をした後にさらに寄り道。
「会津酒造」
完全に飛び込みでぇございます。
「すみません、ここでお酒って買えるのでしょうか?」
「ええ、もちろん買えます。あちらで利き酒の方をどうぞ」
おかみさんが対応してくれました。
飲むわ飲むわ。片っ端から利いていきます。しかも、純米だ、吟醸だ、すっきりだ、どっしりだ、うるせぇうるせぇ。
そんな様子を見たおかみさん。
「みなさま、お酒好きなんですね。少々お待ちください」
疑問形じゃなく断言されたよ。
「これは、まだ売り出す前のお酒なのですが...」
無農薬有機栽培で育てた米を、農薬が入り込みようがない分水嶺の水を使用して醸したお酒だそうです。しかも酒用の米じゃなくて一般のお米を使用しているので、精米歩合は85%が限界だとか(普通は70%ぐらい)。
ちろっとなめて驚いた。他のお酒とまったく違う。それどころかいままで飲んだお酒ともまた次元というか方向性がぜんぜん違う。すげーの飲んだ。
今年から販売を始めるそうでラベルもできたばっかり。
「山の井の樋の口」
あまり数がないそうなのですがみんな一本づつ買いました。これが有名になったら(たぶんなる!)俺たちは最初に飲んだうちのひとりになると思う。
話が盛り上がってそのまま酒蔵を案内していただきました。
お酒を仕込む地下水をいただきます。やわらかくておいしぃ〜。お酒の味と一緒だね。
「酒母室(もとしつ)」
あー、ここ、ついこないだまで蔵人の中でクロードが生もと造りの最初の工程で発酵させてたとこだー。
「醪庫(もろみこ)」
まだ仕込みは始まっていないそうで、杜氏さんがタンクをチェックをしていました。
「麹室(こうじしつ)」
こ、ここはっ...こうじしつだー!
(蒸気むわ〜)
わー、麹室だー。漫画で見たとおりだ。いいかほり〜。
いいのこんなとこ見せてもらっちゃって?ばい菌入ったらたいへんだからはやく閉めて閉めて!
すげぇ大満足。途中でおしゃべり好きの社長が帰ってきて酒談義。
「うちのお酒は吟醸とかそういうのより一般酒。食べ物の味を邪魔しないように作ってる。これを熱燗で試してみて。おいしいから!」
おみやげにおちょこと升までもらってしまいました。楽しかったです。ありがとうございました。
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