2年前のたしか秋、夜も遅くベッドにもぐってからなんとなくTVをつけると、たまたまチャンネルはNHK BSで、大きな野外ステージで小澤征爾が指揮をしています。なぜかジャズの人たちもいて一緒に奏し始めます。その音楽もほんとによかったんだけど、お客さんが芝生の上で寝っころがって演奏を聞いていたり、踊っていたりする様子がほんとに楽しくて、思わずビールを冷蔵庫からひっぱり出してきた覚えがあります。
あぁ!録画してれば!!
定期的にAmazonをチェックしてはいたのですが、はい、お待たせしました。
「ヴァルトビューネ2003 ガーシュイン・ナイト」
小澤征爾(指揮)、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、マーカス・ロバーツ・トリオ
ワインとチーズを用意してほろ酔い加減で鑑賞を始めます。
このDVDのほんとに面白いのがカメラワーク。ぐぐーっと客席を俯瞰したあとに、小澤征爾を正面から映し(すんごい表情がゆたか)、そのうしろでは子供が音楽に合わせて踊っていたりします。
マーカス・ロバーツさんは盲目のピアニスト。ゆったりと甘いオーケストラのラプソディ・イン・ブルーの途中、突如ものすごい勢いでピアノのソロを開始!その様子を小澤征爾と団員が笑顔で見ています。ドラムもベースも自由奔放にアドリブをかますのですが、ものすごいタイミングで小澤征爾がオーケストラに演奏をつなぎます。感動!観客と一緒にヒューヒューいいながら画面に向かって拍手!拍手!
ワイン片手にくっちゃべりながら大勢で見てください。楽しいですよ!