釣り@真名瀬

2004年10月 2日 08:49

今日はクロダイ一本!コマセもサナギしか持ってきておりません!昼から風が強くなりそうなので、それまでが勝負ですね。

 ………。アタリがちこっともない。

泣きそうです。だんだん無口になり不機嫌さが増すやまぐちさん。
ふだんのウキフカセに変更だぁ。じつは…こっそりと普通のコマセも持ってきていたんですよ!びっくりした?(シネーヨ)

キョキョキョキョー!って感じの引き。なんだ、なんだ!?

メッキでしたー!カッコイイー!

カスミアジかな?台風のあとはいろんな魚が寄ってきますねぇ。その後すぐにもう一匹追釣。

※メッキ:ギンガメアジ、ロウニンアジ、カスミアジの総称。育つとこうなる

ひょっとしてルアーでもいけるかも?なーんてバカな気をおこしたのが大失敗。つれねーつれねー。サバが一匹かかっただけだよ。コマセに寄ってきていただけなんですね。

風が強くなったけどウキフカセに戻って小メジナを釣って遊んでいると、ガガガッ!っとすごいパワーで底につっこむ引き。あわあわして抜き上げると、いつものメジナとはちょっと違う。あ、尾長だ。はじめて釣った。へー、これの大きいのだったらさぞや…って感じですね。

仕掛けたカニカゴにタツノオトシゴ。カニはとれませんでした。

カスミアジはマアジほど脂はのっていませんが身が締まっておりたいへんな美味でありました。ええ。

漁だし亭@船橋

2004年10月 6日 18:48

なんか乗換案内が船橋で乗り換えろといっているので船橋で下車。なんかパンチの効いた町ですね(コラ)。

ついでだからラーメンでも食べようかなぁ。食べ物に関しては動物的な勘を発揮するやまぐちさん。ここぞという路地に入ると、ありましたよ、よさげな店が。

「和製らーめん 漁だし亭 (1)」

和風だ。

「漁だしスペシャル (800円)」

味玉、チャーシュー、細いタケノコ、つぶ貝(?)、水菜。

スープをひとくち。こ、これは…なんかそばつゆみたいですね。おいしくなくはない。でも麺も蕎麦みたいな食感なので豪華なかけそばのようです。油ほしーなー。

つぶ貝バリうま。かなりアリ。

オーストラリアへ出発!

2004年10月 6日 20:24

突然ですが、今度はオーストラリアに行ってまいります!

トゥダイ・イズ・グッダーイ!もう少しだけ夏を楽しんできます。それでは!

約9時間のフライトでオーストラリアに到着。時差は1時間。楽ですね。

今回の旅のひとつの目的は、10月10日にオーストラリアで行われるアンディとヨウコの結婚式に出席することなのです。しかーし、いつものごとくぎりぎりになって航空券を予約したら、週末は満席でーす!とのこと。困りましたー!

ということで意味もなくみんなより先にオーストラリアへ到着。なにもすることがない!観光はわたしに向いていないということはタイで十分に知りました。

しかしホステルのチェックインまでだいぶ時間があるので「The Australian Wool Shed」へ羊の毛を刈るショーを見に行きましょう。

ショーは13:00から始まるそうなので、その間に動物たちを見学。

 

カンガルー放し飼い。警戒心なし。
おなかの袋に(だいぶ大きな)子供がぼーんと放り投げられているような感じで入っていて足だけでてた。ずいぶんと雑だな。

 

コアラもいる。動かない。動かない。あ、目を開けた。寝た。1日18〜19時間眠るんだって。

そして毛刈りショーの始まりだ!ステージ上の羊9匹に対して客が俺一人というたいへんシュールな空間。俺のあとにマレーシア人のグループが来てホントに良かった!一人だったら寂しくてぜったいに泣いていた!

調教されたヒツジ。意外と頭いいナ!

ヒツジを思い通りにあやつるイヌを思い通りにあやつるニンゲン。イヌ、ヒツジに対して容赦ナシ!噛みまくり!

【オーストラリア豆知識】

お札は紙じゃなくてプラスチック(ビニールっぽい)。だから紙幣じゃなくてプラスチック幣。海にも持っていけていいよね。

目覚めスッキリ!疲れもないし。

朝10時にブローディーと合流。そして日本で予約しておいた「XXXX(フォー・エックス)ビール」のビール工場見学へ向かいます。

なんと撮影禁止。しょうがないか。広い敷地内を見学者用のコースにそって説明を受けながら見学します。工場内はみんな普通に働いていますよ。次々とビンやカンにビールが詰め込まれる様子は見ていて飽きません。ここで1日に作られる量は60万リットル(だったかな)。1日に6パック(半ダース)を飲んでいっても240年かかる量。考えるだけで酔っちゃうよ!

そして試飲。普通のグラスに4杯まで飲めます。普通に売っているXXXXはなんか水っぽくあまりおすすめしないのですが、ここだけで飲めるSPARKLING ALEというビールがバカうま。なんで普通に売らないの?って質問したら、うーん、だって。なんでだろうね。

街から電車で30分、車で20分のブローディーの家まで。なんと海辺の家でした。いいところだナ!

海を見ながら水を飲んでいると、

「あ、イルカだ!」

イルカですよ。オーストラリアはすごいな。

夜はブローディーのご両親といっしょに「Hog's Breath Cafe (カフェ・ブタの息…へんなの)」へ。

ここはステーキのお店なので 400g "Mega Cut" のステーキをオーダー。食えるのか?俺(通常は300gだそうです。それでも300gだゼ?)。付け合わせの組み合わせがたくさんあるので好みで選びます。マッシュポテトとサラダをチョイス。このマッシュというものが大好きなのですが、日本じゃ食わしてくれるところがほとんどないんですよね。

どーん

すげー。分厚いなー。しかしナイフを入れるとスッと入るやわらかさ。最初に大きな固まりを18時間ローストしておいてサーブするときにお好みの硬さで焼くそうです。うわ、でっかく切れちゃった。噛み切れるかな。ぱく。むしゃむしゃ、ごっくん。やわらかーい。かんどー。数噛みで飲み込むのがもったいなーい。

もちろん霜降りじゃないですよ、赤身ですよ。肉は赤身がおいしいということを思い知らされました。ジューシーでコクがあって、あれまあれまと、なにか固めの木綿豆腐を食ってるみたいに(表現が悪いな)食べてしまいました。

ポテトやら野菜やらゴテゴテついて$25。2000円?
生涯で一番おいしい肉料理でした。

【オーストラリア豆知識】

ビール工場の人たちは仕事が終わるとビールを4杯飲む。(まめ知識じゃないな…)

国内線でマッカイまで移動。Virgin Blueなのに赤い機体とはこれいかに。

マッカイの空港にアンディの弟夫妻が車で迎えに来てくれました。途中アンディの家にちょっと寄って、そのまま式を挙げるアーリー・ビーチへ。道中、サトウキビだらけ。

でもどことなくなく見た風景。あぁ、これはまるで西蔵王高原だ。まわりをぐるりと山にかこまれて木々がまばらで。

あ、ビーチが見えてきました。あー!この海の色はどうだろう!ずるいな。

新郎新婦の泊まっているホテルに顔を出したら、あー!この海辺のホテルの海を見渡せるプールはどうだろう!なんか豪華だな。

夜は親戚一同が集まってレストランで食事。

生牡蠣にベーコンをのせて焼いた料理。なんだっけ、Pik…、あとで調べる。「オイスター・キルパトリック (Oysters Kilpatrick)」といいます。たいがいナチュラル(レモンでそのまま)とこれがメニューに載ってます。

しかしベーコンといっしょって。ねぇ?食べてみましょう。む、ベーコンの汁と牡蠣の汁が合わさるとすげぇうまい。なるほど。でもベーコンそのものはちょっとじゃまになるね。

ピザを頼んだら4人前ぐらいあった。耳を残して全部食っちゃった。しかも他の人の食事も少しづつもらって。

【オーストラリア豆知識】

男子トイレの小は、日本の公園にあるような横に全部つながったタイプ。だいたいどこでも。しょんべん玉がたくさんおいてある。「しょんべん玉を狙いすまして割っちまえ!」←オーストラリアの罵倒句(嘘)

今日はいよいよ結婚式!

なんだけど、午後4時からなんだよね。洗濯をして、インターネットをして、ビールを飲んで、Tボーンステーキを食べて、あぁ、もう午後3時だ。いそいで準備すれ。

事前情報をほとんどもらわず、かってに海辺の結婚式だと予想して、ウケ狙いで派手なワイシャツ(淡いピンク)と派手なネクタイ(つやのあるブルーで水玉)を買っていったんだけど、そしてその予想は当たったんだけど、浮くどころか完全に風景にマッチしてしまいました。むしろ負けた。

ホテルの横のかわいいチャペルで海をバックに結婚式。

つーかオーストラリア側のみなさんはとてもカジュアル。襟のついたシャツにちゃんとアイロンかけていますよといういでたち。日本チームはフォーマルにまとめております。

宣誓文は神父さんじゃなくて叔父さんが読みます。これまたところどころに冗談がはいる楽しいもの。指輪を渡す役のブローディーは指輪をなくしたマネをして靴の中から指輪を出す始末。わははは。

桟橋の上にあるレストランで会食。みんながそれぞれ話しができるようにという配慮でビュッフェスタイルでした。モリモリ食うゼ。アンディの恥ずかしい思い出話をみんなで発表していたんだけど、ここには書かないのであった、

野菜を串にさして焼いたやつが。すげーうまかった。3本も食べてしまいました。オーストラリアの野菜はうまい。味が濃いんだよね。

部屋に移動して2次会。みんなよくしゃべる。会話の内容はあまりわからないけど、楽しいな。

【オーストラリア豆知識】

オーストラリアは「エイ」の発音が「アイ」になることが有名ですが(「トゥデイ」が「トゥダイ」になる)、「Can't」の発音が「カント」に近いのです。「アイ・キャント・スピーク・イングリッシュ」と言っても通じなかった(マジ)。

アンディとヨウコ、ヨウコの家族、アンディの叔父夫妻、それとブローディーとわたしでデイドリーム アイランドへ。

リゾートですよ!おハイソですよ!

島についてすぐさまシュノーケリングの道具を借りて海へ。

島の裏側は海岸からすぐのところに珊瑚があり、なかなかきれいな青いベラや緑のベラや巨大なベラや…ベラばっかりかよ!うそうそ。チョウチョウウオも少しいました。あとイシダイのようでぜんぜん違う魚がうじゃうじゃいました。透明度は、このへんの海はミネラルが多くエメラルドグリーンなので、きれいなのですがスカーンとは抜けてはいません。

午後、みんなは散歩をするというので一人、じゃないや途中までブローディーも付き合ってくれたんだ。釣竿を借りて桟橋からキャスト!

しようと思ったんだけどロッドは物干し竿みたいだわ、道糸は30号ぐらいの太さだわ、オモリはチュッパチャップスぐらいあるわ、針は小指を曲げたぐらいの大きさだわ、と陸っぱりでは無理!という仕掛け。えさは冷凍のイカでまな板と包丁がセットでついてきました。どんな釣りだよ。あ、オーストラリアでは普通なんですか。そうですか。

 巨ベラ、巨ベラ、巨ベラ

もうヤダ。

途中、様子を見に来た人が教えてくれたんですが、昨日は裏っ側の桟橋で生きた小魚をえさにして大きな魚が釣れたそうです。やはり日本から釣竿と針を持って来るべきだった…。荷物がいっぱいで入らなかったんですよ。

【オーストラリア豆知識】

釣り師はどこでもおしゃべりが好きだ。

ブローディーはむかしセイリングヨットを持っていたというので(さすがオーストラリア人だ)、カタマランを借りてみんなでセイリングをしようゼ!と意気込んで海に出たら、風が強くてセイリングをしちゃだめですって。ちぇ。すごいしたかった。帆の下をくぐってみたかったのに。

 

しょうがないので水球をしたり、プールの中にあるバーでお酒を飲んだり(プールバー?)、シュノーケリングをしたり。

水球、ウォーター・ポロっていうんですが、バレーボールが水を吸って重くやわらかくなったやつみたいなボールをつかってゴールに入れるスポーツ。その辺を歩いている人を、大人も子供もつかまえて遊びの試合をやるのですが、ほんとに楽しかったなぁ。ボールを追って泳ぎ回るのでものすごく体力を使います。来年、海岸でやろうっと。

夕食で大ハズシ。メニューはだいたい文字で料理名と説明が書かれているだけなので、知らない料理はどんなものか想像もつかないのですが(まぁ、知っていてもぜんぜん違う料理が出てくるのですが)、ふつうは勘がはたらいておいしい料理にありついているのですが…。「スモークド・サーモン・クレープ」。どんな料理だと思いますか? (ヒント:キンタマ)

※答えは一番下

【オーストラリア豆知識】

ほとんどの料理にChips(フライドポテト)がついてきます。パンとかはほとんどでてきません。ひとつの皿で完結していて、ステーキとチップス、魚のフライとチップス、チョコケーキとチップス(嘘…でもないらしい)、チップス、チップス、チップス。最初は日本でいうおかずだけなので、なんかへんな感じでしたがいまではチップスがないと物足りません。太れ!

【おまけ】

バラマンディへ餌をやるヨウコ。俺もやったけど、とにかくでかいのでちょっとビビる。

今日は朝からラフティング・ボートに乗ってツアーに出かけます。ラフティング・ボートといっても急流下りにつかうゴムボートじゃなくて底はアルミ製のしっかりしたやつ。

でも今日も強風が吹きまくり(たぶん風速7〜8m風速13mぐらい)沖合いはウサギが飛んでいます。あらー、じゃぁ今日も出航できないジャン!

「波が高いほうが跳ねるから楽しいよ」

行くんですかっ!前に座ったほうがよりジャンプするというので最前席へ。もし船がひっくり返った場合のいいかげんなおもしろおかしい説明を聞いて、いざ出発!

 ブワーン、ダン!ダン!ダン!

跳ねまくりでケツが割れそうだゼ!ものすごいスピード。しかも目的地までけっこうな距離がありそうですよ。でも楽しいね!イヤーッホゥ!

途中、むかしのアボリジニが書いた落書きを見て、一番の目的地、ホワイトヘヴン・ビーチへ。

長く真っ白な砂浜。ものすごく粒子が細かい。歩くときゅっぽきゅっぽ音がします。シリカ砂だそうです。詳しい意味はわかりませんが。ブルーの海と空と、背後の木々の緑と。すごいなこりゃ。

※ホワイトヘヴンの長くきれいな砂浜の写真を撮り忘れています(-2点)

シュノーケリングをして、ランチを食べて、旗取りをやって、俺のグラビア写真を撮って。あっという間に帰る時間です。えー、もっと遊びたいよぅ…

【オーストラリア豆知識】

オーストラリアの海は刺されたら死んじゃうクラゲがいるので、シュノーケリングの際はボディースーツを着用してください。どんぐらい痛いかというと、殺してくれ!っていうぐらい痛むそうです。こわっ!

本日はユンゲラ国立公園(Eungella National Park)に出かけます。アンディの家から車で1時間ほど。山道をくねくねとのぼり公園のハイキングコースにつきました。

んが、ここしばらく日照りが続き熱帯雨林はカサカサ。山の木々は茶色になり渓流は涸れています。アンディもはじめてのことらしく驚きの表情。いつもはきれいなところらしく残念でした。

食事をした後に「イラウォン・ファウナサンクチュアリ」という動物園へ。

 

「ハロー!ハロー、チャーリー!」

オウムがお出迎え。やはりというか英語をしゃべりますな。ポッサムも休憩所の上のスピーカーから顔を出してます。

「バカじゃん。バカじゃん。バカじゃん。バカじゃん。バカじゃん…」

なにが呪文が聞こえる。ブローディーが延々とオウムに日本語を教え込もうとしています。無理だって。

園内をめぐるツアーに参加。経営者しているご夫婦といっしょに園内をまわり説明を聞いたり餌をあげたりします。

ワラビー:カンガルーを小さくした感じ。ちっちゃくてかわいい。なつかない。
・ワラルー:ワラビーとカンガルーの間ぐらいの大きさ。やんちゃだった。
・カンガルー:ひとなつっこい。びょんっびょんっびょんっ。わー、ほんとに跳んで走るんだ。すげー。かっこいいー。
・エミュー:ダチョウの次に大きい鳥。オレの背たけぐらいある。餌をやるのはちょっと怖いぞ。

楽しいなぁ。えー!もう終わりなのー?まだまだカンガルーと遊びたいよう。

いろいろな鳥をみて、ぬぬぬ、クロコダイルの登場だ。

淡水のクロコダイルと海水のクロコダイルでは海水の方が凶暴だそうです。5mぐらいジャンプして襲いかかるそうです。

骨付きの肉のかたまりを投げ入れます。

「コリ、ガリ、ゴリッ、ゴリッ」

うわぁぁぁ、なんて恐ろしい音なんだ。やまぐちさん、この音がトラウマになり旅のあいだ水辺の森林が怖くなります。ほんとうにビビってた。

なんかこの動物園で一番大きなクロコダイル、今年になってから3回しか餌を食べてないそうですよ。すごい生命力。

※ここでデジカメのバッテリー切れ

・コアラ:この動物園のコアラはむちゃくちゃ動きまわるナ!5匹いるうちの石頭君(名前)、餌のユーカリを交換している最中に隙をみてダッシュで逃走!木に登って降りてこなくなりました(笑)。コアラを抱いたかって?クサイからヤだ。毛は脂でべたべたしてるし。
ウォンバット:レア!アンディも動いているのは初めて見るそうではしゃいでいます。かわいいというか、かっけー。ずんぐりしてるけど40kmぐらいで走るそうです。攻撃はお尻をグイグイ押し付けるヒップアタック。

あー、おもしろかった。ここ、小さいけれど動物はひととおりそろってるし観光客はいないしでオススメ。ほんとに楽しかった。

【オーストラリア豆知識】

夜はチャイニーズレストランでアンディのご両親にごちそうになったのですが、ここがお酒の置いていないレストラン。オーストラリアではお酒の販売許可を取るのがたいへんでこういうお店も多いそうです。では、どうするか。隣(もしくは近く)の酒屋さんで買ってくるんですねぇ。もしくは持ち込み。それ用にクーラーボックスも用意されてます。

今日からみんなと別れてブローディーとふたりで旅行。プロペラ機でケアンズまで北上します。北に行くほど暑くなる。

今晩泊まるホステルはとくに決めてなかったので空港で適当に選んだCastaway's。ドーム(ドミトリー。相部屋)で18$(約1500円)。この後、ケアンズ滞在中はここに泊まる事になります。街から遠いけど3,4人部屋だしシャワー室が広くていいホステルでした。

さて!

実は今日はとりあえずなにもする事がありません。今後の予定としましては、ブローディーはここで安い車を買ってその車で南下していこうという企み。この車ってところがオーストラリアの広さを感じることができていいと思うんだよね。30時間ぐらいかかるけど。

ということで、ブロは車探しにでかけ俺はちょっとインターネット。昼飯時に合流。

「だめだ!高すぎる!」

数年前は$500〜$2000(4万円〜16万円)ぐらいの車があったそうなんですが、北の玄関口ケアンズからシドニーまで車で南下する旅行者が多いらしく中古車が高騰!らしいのです。

さて。

バックパッカー(大きな荷物をしょっている旅行者の事)の旅のしかたについて説明。街の中にはツーリスト・インフォメーションがいくつもあるのでそこに顔を出します。

その1:壁にはツアーのパンフレットがずらりと並んでいるのでおもしろそうなツアーを探します。おなじ場所へ行くツアーでもツアー会社が何社かあるので比較検討。

その2:なになにしたい、日数はこれぐらい、予算はこれぐらい、とスタッフに伝えておもしろそうなツアーをスタッフに提案してもらいます。

その3:夜、バーなどで人と話をしていると、どこどこに行った、あのツアーはよかった、つまらなかった、という話しになるのでそれを覚えておきます。

ツアーが決まったら、スタッフがツアーを主催している会社に電話して、預かり金を払って、集合時間を聞いて、おしまい!前日の夜でも次の日のツアーが予約できたりします。

ということで、俺は明日のボートでの釣りを予約するためツーリスト・インフォメーションへ。パンフレットを眺めながら、外洋は高いなぁ、この写真はひかれるなぁなどとウンウン悩みながら、4つのパンフレットをスタッフのところへ持っていき「どれがいい?」と聞くと、ぜんぜん違う会社のパンフレットを持ってきたよ。これがベスト!だって。じゃ、それで!

さて。

車が買えない以上、予定が大幅に変わってきます。残り2週間の予定を大まかに決めて当面のツアーを予約しましょう。バスかなぁ。バスだとこんな感じだよね。海関係の遊びはマッカイまで戻ってからにしてケアンズは熱帯雨林関係ですかね。んじゃ、こんな感じでスタッフに相談してみましょう。なんとスタッフさんは元ダイブマスター。ダイビングはこっちのほうが断然いいって。予定変更。これをこうしてそれをこっちにもってきて。つーかバスって時間もったいなくない?飛行機調べてみよう。ブリスベンまで$99の航空券をはっけーん。じゃ飛行機で帰るという事で。広さを感じる話はどうなった。あさっては泊まりがけで熱帯雨林のツアー、その後はグレートバリアリーフでダイビングね。

とかなんとか4時間ぐらい旅の計画をたてていたような気がします。でもこれがかなり楽しい。当初の予定とはまるで違う旅になっちゃったけどね!

さてさて。

もういいだろ。疲れた。ビールを飲まなければならない。海のそばという事で思いきってシーフードプラッター(魚介類盛り合わせ)をチョイス。$99(約8000円)!どうだ!

どーん!…意外としょぼいな。

ムール貝、モートン・ベイ・バグ(ウチワエビ)、生ガキ、ワタリガニ、エビ、バラマンディ、その他いろいろ。モートン・ベイ・バグもうまかったけど、生ガキうまかったー。4コしか入ってなかったので後で追加しようと思ったんだけど、この皿をふたりで食べきるのが精一杯で…。しょぼくない。多すぎだった。ごちそうさまでした。

【オーストラリア豆知識】

早めにレストランに入ると大幅な割り引きやサービスがある。上の料理も30%OFFでした。ぜったいお得。

朝6時半、相部屋の人を起こさぬよう静かに身支度。6時55分、ホステルの前でピックアップの約束。ボートを牽引した車が目の前を通過。グッバイ。ってオイ!あぁ、Uターンでしたか。びっくりしましたよ。

今日はケアンズ・フィッシングチャーターズのボートでマングローブが生い茂る河口での釣り。狙うはバラマンディ!ただ昨夜の雨が気になりますねぇ。

まずは投網で小魚を捕まえます。ほほー。十数匹捕まえて終了。ボートをとばしてポイントへ。

リールは安物だけどPEラインだ!やる気が感じられる。生き餌を背がけにして正面にキャスト。いざ!

プ〜ン…(ポリポリ)。かゆいッスね。虫除けスプレー貸していただけますか?

ってオイ!待ちの釣りかよ!ずいぶん地味だな!

どうもここは朝イチの一発勝負ポイントらしく10分後には移動。今度は座礁したボートのそば。ボートの側にキャストすると、ググッ、アタリですよ!でも竿先が固いので、なかなか針がかりしてくれません。よっ。ほっ。とりあえずFingermarkというフエダイを2匹ゲット。小さい(25cmぐらい)ので写真も撮らずにリリース(撮っておけばよかった…)。

その後もポイントを何度か変えるも、いまひとつパッとせず。

ドイツ人の方にトレバリー(ロウニンアジ)がヒット。オレもこないだ日本で釣ったゼ!それの4分の1くらいのヤツを。

桟橋で大勢の観光客に眺められつつ一匹も釣れないというプレイを堪能して、終了。えー!釣れた写真とってないし!

【オーストラリア豆知識】

釣り師は釣れないと無口になる。

吐き気がする…。朝4時まで飲んでいたのは失敗だった。

バスに乗り込んでデインツリー熱帯雨林まで。運転手兼ガイドの方がおもしろい話をしていたらしいのですが、む、むり…Zzz。

 

おもしろい標識で起きた。「カスワリ(火喰い鳥)に注意」の標識にいたずら書きしたもの。右が本当の「道路背こぶあり(スピードを落とさせるために道路が盛り上がっている)」の標識。あまりにも高度でおもしろいいたずら書きは観光資源になるというお話。

熱帯雨林の中を見学できるボードウォーク歩きながらガイドの説明を聞きます。

Strangler Fig Tree (絞め殺しイチジクの木)という着生植物。鳥や動物の糞によって種が運ばれ、他の木の枝で芽を吹きます。そこから地上に根を下ろして根が地面に到達すると、宿主に絡み付きそのまま宿主を絞め殺してしまうというもの。これは中の木がすでに枯れてしまい中空になってます。こわいネ!

マングローブのお話。マングローブは海水に生えるのですが塩分は必要ないわけです。なので、袋を作ってそこに塩をためこんだり、葉の表面に吹き出して雨で流したり。

シダの仲間。台風のときは扇みたいに葉を畳んでやりすごすそうです。他の木は倒れてしまう場合でもこの木は倒れないそうです。

あぁ!おもしろい!ガイド付きのツアーってこういうものなんですね。

今日の宿は熱帯雨林にほど近い農場兼ホテルの「Farmstay (ファームステイ)」。

敷地内の果物の実がなる時期にはたくさんの人が収穫に訪れるそうです。

昼飯を食ってホッと一息つく間もなくブロディーがサイクリングに行こう、と。寝なくていいのか?いいそうです。夜寝れる、と。うむ、正論だ。

また出た!殺木イチジク!でかいなぁ。中の木はまだ生きているけど(隙間からちょっとだけ見えてますね)時間の問題なんだろうな。何十年、何百年かかったんだろう。すごいなぁ…。

つーか、この道、舗装されてない(すべってスピードが出せない)うえにアップダウンがきびしくて。ヒーヒー。どこまで行くんですか?あ、ここですか。やったー。ゴール!

ここのクリーク(小川)で汗を流しましょう。

 「ワニが出るので遊泳禁止」の看板が出ていますが?(汗)

動物園のトラウマがよみがえります。泳ぎましたー。ビビりながら。ブラックバスみたいな形の小さい魚がたくさんいます。ブローディーは潜ってカメを捕まえました。

さっきの絞め殺しのイチジクまで戻り、ずんずん熱帯雨林へ分け入ると…

わぁ…

海だー。熱帯雨林 meets 海。

こう、なんか、言葉にならないな。

【オーストラリア豆知識】

海岸に出ても油断するな!ワニは海からもやってくるぞ!

ファームステイに泊まったら、なんとなく楽しくなってきたのでもう一泊することにしました。また予定を組み直さなきゃならないですねぇ。べつにかまわないよね!

はい、今日はダイビングです。「Rum Runner」というダイビングツアーに参加しました。ポイントはグレートバリアリーフのインナーリーフ(内側の珊瑚礁)「Mackay Reef (マッカイ・リーフ)」です。

このなんでもないような景色。これが世界で唯一!デインツリー熱帯雨林(世界遺産)とグレートバリアリーフ(世界遺産)というふたつの世界遺産があいまみえる場所です!驚け!

またもやいいかげんなおもしろおかしいライフジャケットの説明を受け(いや、ツボはおさえてますよ)ポイントに到着。グレートバリアリーフだ!俺はグレートバリアリーフにいるぞ!

大半のツアー参加者はスノーケリングでダイバーは4名のようです。でもここはインナーとはいえグレートバリアリーフ。スノーケリングでも十二分に楽しむ事ができます。

それでは行ってまいります。ぶくぶくぶく…。

スコー…カー… (シャコガイ)

スコー…カー… (バラクーダ。ちっこい)

スコー…カー… (クマノミ。威嚇してる)

楽しかったぁぁぁ!透明度は25mぐらいでまぁまぁ(十分だ)だけど、なんだこれは、楽しかったぞ!これまでのダイブの中でベスト。

ダイビングのインストラクターってヘンな人が多いんだけど、いままでで一番ヘンだった。水中でマスク外したり、BC(ダイビングのジャケット)脱いだり、あぐらを組んでふわふわ浮いたり。でもちゃんとめずらしい魚はみせてくれるの。プロだ。

メシ。オーストラリアのツアーでいいなと思うのはランチがたいがいビュッフェ形式。自分で好きなだけ皿に取っていいの。これはほんとうに楽しい。

はい、午後のダイブ行きまーす!

ナンヨウツバメウオ。

ツバメウオみたいだけど唇が出てるのでアカククリ。南国系の魚が多いですね。うれしいな。

みんなナマコにビビりぎみ。ここだけの話ですが日本人はそれを食べます!

そーっと近づいているように見えますがフルパワーで泳いでます。水中では魚にかないません。

これなにかしら?うりゃ!うりゃ!

 

そしてこれは???

あぁぁぁうぅぅぅ、楽しかったよよよよ。スタッフはみんなものすごく陽気。いかにもオージー!って感じ。いつも笑ってふざけあって。船にはいつもノリのいい音楽が流れています。

途中、船を止めて「ここは深いから屋根から海に飛び込め!」って。みんなきゃぁきゃぁいいながら飛び込んで。

うっすらと陸地が見えてくる頃にフルートグラス(もちろんプラスチックだけどね)で白ワインのサービス。どうすればみんなが楽しい気分になるかわかってる。完璧だ。

【オーストラリア豆知識】

ツアー代金は預かり金を予約時に払いツアーの終わり近くに全額を払います。たとえ海の上でもクレジットカードを忘れないでね。

お昼にバスが迎えにきます。それまで近くを散歩することにします。

バンに荷物を詰め込んで旅をしている人達。キャンプ場はだいたいタダだそうです。いいなぁ。楽しそうだなぁ。

砂浜をてくてく歩く。あ、サメだ!ちっこいの。

Cape Tribulation(ケープトリビュレーション)の先端にて。この湾は1770年6月11日、キャプテンクックの乗ったエンデバー号が座礁してしまった場所。だから「Cape Tribulation:苦難岬」という名前がつきました。その他にもこの周囲には、

・Mount Sorrow:悲しみ山
・Mount Perseverance:忍耐山
・Weary Bay:疲れた湾

などの地名があります。よっぽど苦労したんだな、クック船長。

雨上がりで緑に輝く山々。234年前、キャプテンクック一行が見た景色とまったく同じ景色を僕らは見ている。

お昼にバスがピックアップしにきました。ねぇ、どこかお昼休憩あるのかな?なさそう…。なんにも食べ物持ってきてないよ。ということで地元のバナナを購入。甘くておいしいねぇ。もりもり食べる。

バスのガイドさんが運転中にしてくれた話。(ブローディーが同時通訳してくれました)

yellow-footed antechinus(キアシ・アンテカイネス)というネズミ。このネズミはメスに比べてオスの寿命が極端に短い。その謎を解明するためカメラで観察し驚く事が判明した。交尾の時、オスはメスを両足で抱きかかえ12時間ヤリ続ける。そしてさすがに疲れていったん休憩をする。10秒間。そしてその後また12時間腰を振って振って振り続ける。そしてオスは疲労のため早くに死んでしまう。

この話で俺がおもしろいと思うのは12時間ヤリ続けることではなく、休憩が10秒間ということ。たった10秒だゼ!そりゃ早死にするよ。まぁ、悪くない死に方なのかも。(※トリビアの泉に送ってみました)

途中、バスを降りてリバークルーズ。クロコダイルを見ます。ディズニーランドのジャングルツアーズ、それの本物版と考えてもらってかまいません。

「ここにいつも大きなクロコダイルが寝ている」

とかなんとかガイドさんが説明していると、いた!いましたよ!ゆっくりと船を寄せます。

みえます?中央左側の木のすぐ右側に口の先っぽ、左側にしっぽ。3〜4mもある大きなクロコダイルです。

「攻撃距離内にいるよね…」
「動物園で教えてもらったもんね…」
「ジャンプされたら終わりだね…」

ヘンに知識があるためよけいな恐怖心が。

満潮で水が多いためクロコダイルは2匹しかみることができませんでした。でも見れた。十分だ。

「いやー、おもしろかったねぇ!」
「こういうの楽しいよね!」

と、はしゃいでいるのはブローディーと俺のふたりだけで他のみんなは睡眠タイムのようでした。なんでだ?

 

モスマン渓谷で川泳ぎ。じっさいたいしたことないです。

本日はポートダグラスに泊まります。ここは高級リゾート地。街並みがしゃらくさいですね。急に空が落ちてきたようなどしゃ降り。明日は大丈夫かしら。

レストランで今晩の呑み代を賭けて、とあるかわいいウェイトレスの名前当て勝負。

「わかんねぇよ、外国の人の名前なんて。そうだな、アンというニックネームなら本名はなに?アンナ?アニー?じゃぁ、アニーにする。もしくはAで始まる名前」

さて。"What is your name?"

「アニータ」

イエェェェェーーーーーーーイ!

じつに気分のいい夜になりましたとさ。

【オーストラリア豆知識】

明日の朝ご飯のため、スーパーでお買い物。レジ前はベルトコンベア式になっていて、商品をかごから取り出してベルトコンベアに乗っけます。これ、便利なのか?

「オーストラリアではものすごく大量に買い物をする人がいるから、このような形でないとさばききれない」

なるほど、納得。

「日本でちょっと、ほんのちょっといいと思う事。お金の受け皿がレジに付いている」

あ、そういえばないね。手渡しだから細かいお金出すのがたいへんだね。ふーん。

前夜の雨雲もすっかりなくなりダイビング日和です!

いよいよ今日は「Quicksmart」のカタマランでグレートバリアリーフのアウターリーフ(外側の珊瑚礁)でダイビングです。ふふふふ。どきどきしますね。

…おいおい。スタッフが真面目にライフジャケットの説明してるよ。初めて見る光景です。ちょっとお高めのツアーでご年配の方も多いですから安全に配慮しないとね。

約1時間半、最初のポイントに到着。海のド真ん中に珊瑚礁の帯が果てしなく連なり(驚け、G.B.R.の面積は日本と同じだ)、その上には大きな波がかぶり壮大な景色。

ポイントはエイジンコート・リ−フ。バディはアメリカから来たデュラン。

「オレはダイブの経験があまりないから、キミについていくよ」

まかせろ!行くゼ!

あれ?なんかヘンだ。40分のはずが20分もしないうちに浮上。まだなにもみてないよ。どうした?なにがあった?

先に潜行した人が間違って他のチームについて行ってしまい、予定より深く潜ってしまったのが原因。インストラクターのフィンの色ぐらい覚えておけよー。みんなちょっとキレ気味。もう。

気を取り直して2本目。クラウンフィッシュ(クマノミ)。

ライオンフィッシュ(ミノカサゴ)。きれいな魚には毒がある。

ピナクル(海中にそそり立つ塔みたいな珊瑚礁)のまわりをぐるぐる。いいねぇ!たくさんの魚がいついてる。透明度もまぁまぁ。

その後、珊瑚のお花畑をゆったり泳ぎます。知らない魚もいろいろ。

「(あの魚、なに?)」
「(Bannerfish)」

後日調べたらハタタテダイのこと。ちがーう!その中のなんという種類かを知りたかったんだよ(笑)。

たっぷりっと堪能して浮上。デュランに親指を立てると、近寄ってきてハイタッチ。

「Amazing...(すげぇ…)」

うん、このダイブはよかった。しかもさっきの失敗ダイブの分はお金を返してくれるそうですよ。

 

ランチをとって午後はブローディーといっしょにスノーケリング。

カメラを持って行かず機動力重視、と思ったら魚の種類が多い多い。ダイビングより多いんじゃないか?大物は確実に多い。

ネコザメを発見。ブローディーがいっしょうけんめいしっぽをつかもうとしてます。後で図鑑で調べたら「ダイバーがいたずらをすると、その相方に襲いかかる」ってキケンなのはオレだよ!あぶなかったよ!

時間ギリギリまで泳ぎ回っていました。うん、この前と違って真面目すぎるのが難だけど、これはこれで楽しかったなぁ。

帰りはQuickSilverの誇る高速カタマランでケアンズまで。夕暮れの海がとてもきれいです。

【オーストラリア豆知識】

「街のそこらじゅうになっているマンゴーは食べてもいいの?」

別にいくらでも食べていいそうですが、ただこれが問題で、旬にはなりすぎてほとんどが生ゴミになるそうなんです。そしてそのマンゴー満載のゴミバケツが重すぎてゴミ回収車のロボットアーム(ロボットアーム!手動だそうですが)でささえきれなくなるんだそうです。

すごくもったいない。あぁ、もったいない。

今日は「R'n'R (アール・アンド・アール)」のツアーでタリー川へラフティングをしに行きます。バスの中でマイクをとったスタッフ、アンディ。めちゃくちゃ話し好きでとてもおもしろい人。

「ここからしばらくサトウキビ畑が続くよ。サトウキビマニアにはたまらない風景だけど、朝も早かったし普通の人は寝て行く方がいいね」
「バスのドライバーは○○。彼は昨夜、徹夜で起きている練習をしたので、たぶん居眠り運転はしないはずだ」
「右側にみえる墓地は、このラフティングツアーに参加した人達のものだ」
「川の水はそんなに冷たくないと思う。ここしばらくペンギンをみてないからね」

しゃべりっぱなし。

ヘルメットとライフジャケットとパドルを装備して。ブローディーが言う。

「やる気のある連中といっしょのチームの方が楽しいぞ」

なるほど。日本人のチームにまざろうと思っていたのですが、なんかひ弱そう…(コラ)。

インストラクターはジョンさん。さっそくボートに乗ってGO。

…って、まだなにも教えてもらってないし!

あぁ、まず緩やかな場所で練習するんですね。びっくりしました。右に3人、左に3人、最後尾にジョンが座ります。基本はこれらの操作。

・フォワード:前へ漕ぐ。ライト・フォワードは右側の人だけ漕ぐ。
・バック:後ろに漕ぐ。「ライト・フォワード、レフト・バック」は左右で逆に漕ぐ。
・ホールド:パドルを脇の下にいれて岩などに備えます。
・ゲット・レフト(ライト):左(右)に寄れ。座席を移動します。
・ゲット・ダウン:パドルをたてて座ります。ボートが安定するらしい。
・ボイン!:岩にぶつかるよ!の意味。

うむ、だいたいわかった。

どっぼーん。

まずは流される練習。岩がたくさん沈んでいるのであお向けで足をあげましょう。

ゴゴゴゴゴゴ…。

大きな岩の間をすり抜けますが、ボートの幅より狭いので、岩の間にさしかかったらまず体を右へ、次に左へ寄せてボートを大きく傾けます。やばい場合はゲット・ダウンもありえます。滝の向こうに大きな岩が沈んでいるので、落ちたら体を反らしてボートの先端を持ち上げます。

やること多いよ!できるかなぁ。

「前に漕いで!めいっぱい漕いで!がんばれ!ゲッダウン!」

イヤーッホゥ!できたー!スゲー!

他のチームはこんな感じ。最初から座ってるねぇ。よわい。

順番待ちのボート。このように各艇のインストラクターがボートを降りて他のボートが無事通過するのを見届けてからくだって行きます。ここは特に時間がかかりました。なんでもいままでで3人死んでいるそうです…。ジョンはどのように死んだかをこと細かく説明してくださいました。俺の後ろの女性がちょっとヒキぎみ。

タリー川は1〜6で表される急流のレベルが、アマチュアの参加できる最高の4。でも、この時期は水が少なく上流のダムが“ラフティングのためだけに”一定時間放水しています。雨期になると水の量はこの比ではないそうです。

いくつかポイントを過ぎるともう怖さはなくなって、ただただ楽しいだけ。急流をうまくクリアすると、パドルをボートの中央で重ねて、大声を上げながら背後の水面を叩き付ける。タノシイ!

ランチは自分でハンバーガーを作って食べますが、よくばりすぎてとんでもないことに。でも足りない。もの欲しそうな顔で調理のスタッフのところに行ったらコロッケもらいました。わーい。

かなりのベテランっぽいジョンさん、この人もおしゃべり好き。ゆるやかな場所にくると、ボートは流れるにまかせて、木や草や岩や、いろいろな話をしてくれます。

ジョンさんが教えてくれた瀬(急流のポイント)の名前いろいろ。ブローディーに通訳してもらいました。

・「2インチ」という名前の瀬。あるインストラクターがボートから落ちてしまいボートだけ流れて行ってしまった。しょうがないので彼は大きな岩によじのぼって後から来たボートに助けを求めることにした。冬の寒い日で彼はガタガタ震えながら声をあげるが、みなは大笑いで指を差し通り過ぎて行くだけ。彼は気がついていなかった。ボートから落ちたときにパンツが脱げてしまい、下半身すっぱだかになっていたことを。だから2インチ(5cm)。

・「前戯」。書けません。昔は「石の庭」という名前だったそうです。

・ある女性がボートから落ちてしまったのでライフジャケットをつかんでボートに引きずり上げようとしたが、ライフジャケットがすっぽりと抜けてしまった。彼女は水流に巻き込まれぐるぐる回っていたが、そのうち黒のビキニが流れて行った。イェー!男性陣ガッツポーズ。そしてやっとのことで助けあげると、とんでもない爆乳。イェー!そしてその瀬についた名前が「ダブル・Dカップ」。

ジャバ・ザ・ハットという大きな岩。ここでいったんボートを降りみんな上まで登ります。

前方一回宙返りが見事に決まりました!(撮影:ブローディー)

ツアーの終わり近くに他のボートのインストラクターから「いいジャンプだったゼ!」と褒められました。えへへへ。

もうすぐおしまい。上陸地点までは泳いで行きます。

真っ青な空を眺めつつぷかぷか浮いていると、とことん幸せな気分になってきて。あぁ、楽しいなぁ。帰りたくないなぁ。

R'n'Rの店に戻って、そこのバーで今日のラフティングの様子をおさめたビデオの上映会。編集が早い!DVDやVHSに焼いてくれます。ビール片手にみんなで大笑い。

最高に楽しかった。ケアンズに来たらぜひ。ほんとおすすめ。

【オーストラリア豆知識】

オーストラリアはタバコが高い。$10(800円)ぐらいします。わたしはお酒を飲むと吸う人だったのですが、旅行中に完全に禁煙家になってしまいました。えらい!

「あ、1日あまった」

スケジュールがころころ変わったせいでケアンズで丸一日暇な時間があるのに気がつきませんでした。なにしようか?

レンタカーを借りてドライブしましょう。アサートンテーブルランドという高原地帯へ向かいます。

途中、山火事の後。ユーカリは油分を多く含んでいるので暑い日が続くと簡単に燃え出すそうです。よくあることらしく実際なんども見ました。

絞め殺しのイチジク、カテドラル(大聖堂)・フィグツリー。でかい。

ふたりの感想。

「がんばりすぎだよね」

もうオーストラリアの大きな物体に無感覚になっている。

熱帯雨林を切り開いた広大な牧草地が続きます。とんでもなく広い。

ランチの後はユンガブラ村にある絞め殺しのイチジク、カーテン・フィグツリー。でかい。

ふたりの感想。

「なるほど」

途中で宿主の木が倒れちゃってカーテン状になったようです。

国際免許を持ってきたので運転を代わりました。

日本の町中の道路ぐらいの幅で制限速度100キロ。カーブもアップダウンも頻繁にある。しかも100キロ以下で走るとあおられる。こ、怖い。すげぇ緊張感。

ミラミラの滝。ガイドブックには美しいとか書かれて観光客が立ち寄るポイントになっていますが、たいしたことないです。それでも行く場合は、泳いで(だいぶ濁ってますが)滝の下までいくと、あぁキレイだな、と思えます。

まだ時間があるね。さらに内陸へ向かいましょう。

ジャカランダの木。この時期、紫の花を一面に咲かせとてもきれいです。

夕暮れも近くなってきたのでPlatypuse、そう、野生のカモノハシを探しにやってきました!

カモノハシは水辺に穴を掘って巣を作るそうです。岩をつたい奥へ奥へと探って行きます。ブロー、俺はこの辺でもう無理だよぅ。

しかしブローディーはどこでも泳ぎ出すな。怖くないのかな。

…残念、見つけられませんでした。結局この後も生きたカモノハシを見る事はできず。またオーストラリアに来る理由ができてしまった。

「なんかこの先にhot spring(温泉)があるらしいゼ。クイーンズランドに温泉があるなんて知らなかったよ」

温泉好きなブローディーが楽しみにしてます。

ただの熱い川でした…。イメージしていた温泉とはちょっと(だいぶ)違ってがっかり。地元のアボリジニのおばさんたちがお湯につかっていました。

走行距離380キロぐらい。走ったねぇ。

飛行機の時間がせまり夕食をとる時間がない。じゃぁ、HUNGRY JACK'Sに寄ってハンバーガー買って行こうゼ!ブローディーのお勧め、OZバーガーを購入し空港へ。

 空港内にHUNGRY JACK'Sがありました…

しょうがないのでテイクアウトのハンバーガーを荷物検査のX線検査機に通します。ものすごくシュールな光景。まわりのお客さん笑ってますよ。

やまぐち:「ハンバーガーに問題はないようだね」
ブローディー:「残念。電子レンジじゃなかった」

冗談はブローディーの方が発想の飛躍度が高くておもしろいと思う。

【オーストラリア豆知識】

ランチはホテルのバーで。オーストラリアでは普通の事らしくみんなお昼を食べにきます。

オーストラリアのバーガーにはよくビートルート(サトウダイコン?、中まで赤いカブみたいな野菜)の酢付けが入ってます。上のOZバーガーにも入ってますね。ものすごくどぎつい赤い色をしています。日本人は苦手な人も多いようですが、俺はもうめちゃウマ。大好きになりました。試しに丸で食べたら飽きたけど。

このハンバーガーのバンズが最高においしかった。自家製なのかな。皮がぱりぱりしてて中がしっとりで。お肉もどっしりしていて香ばしく焼けていて。ごちそうさまでした。

さて、ブリスベンに戻ってきました。

ブローディーのお父さんの作業車を借りてサンシャインコーストへ向かいます。ちなみにサンシャインコーストはブリスベンの北側、ゴールドコーストは南側になります。

車で1時間半、あ、海風に変わった、ということでハーバーに到着。

UnderWater World」という水族館に入ります。

まぁ、それなりの展示が続き、おっ!

シー・ドラゴンだ!かっけーなー!魚に見えないよね。どこで間違ったんだろう。イカス。

バラマンディ。でかいのがたくさんいる。だんだん展示が派手になってきた。

そして一番下の階には水の中を通るトンネルがあり、巨大なサメや巨大なエイが悠然と泳いでいます。これは、なかなかすごいですねぇ。

ランチはブローディーおすすめの直売の店。

カキだ!

エビだ!

マッド・クラブは全部輸出にまわしてしまうそうで、ここにはありませんでした…。

注文した料理ができるまで生ガキをいただきましょう。1コ80円ぐらいかな。ぐいぐいレモンをしぼって、ちゅるん、うまーい!ちゅるん、うまーい!ちゅるん、うまーい!

料理ができました。テイクアウトはこんなふうに紙で包んでくれます。

さらに追加した生ガキを浜辺でちゅるん。これだけでおなかいっぱいにしてみたい。

カラマリ。イカフライ。タルタルソースをつけて食うとすこぶるビールに合う。とまらない。

ホワイト・コッドのフライ。さっきのお店、あらゆる種類の魚をグリルやから揚げで料理してくれます。ほくほくしておいしい。

たくさんの人がバーベキューしてますねぇ。

浜辺を散歩。砂浜に落ちていたハチを踏んで針に刺される事件。オーストラリアの海ではハチにも気をつけろ。

【オーストラリア豆知識】

オーストラリアの公園にはたいがい“公共の”バーベキューコンロ(電気)がいくつか設置されています。とてもしっかりしたつくりでピカピカ。

「誰が掃除するの?」
「次に使う人か、清掃の人」

もう心底びっくりしましたよ。

フレーザーアイランドに行くためにフェリーが出航する港であるハービー・ベイへ向かいます。

車で4時間とちょっと。着いた。泊まる宿はWOOLSHED(羊小屋)。オーストラリアではなにかというとWOOLSHEDという名前を使うな。

この日は風が強く、予定していたホエールウォッチングができなくなってしまいました。宿の主人に「このへんでなにか遊ぶことはある?」と聞いたら「日曜だからなにもない!」と言われまして。今日は何もしない日です。

とうことで運転していて感じたオーストラリアの交通について書きます。

右側通行:日本と同じで右側通行です。車も右ハンドル。

右側優先:そして日本とは逆に右側優先。交差点で右折する時に待たなくていい。それはまだいいとして交差点で右を見なきゃならない。これが難しい。右は見ない。見るという感覚がない。

ランドアバウト:イギリスの例ですが同じシステムです。郊外の交差点はだいたいこんな感じ。交差点に信号はありません。これが難しい!他の車がいない場合は問題ないのですが、いる場合はもうなにがなにやら。単に右折したい場合にもぐるりと270度まわる必要があります。

速度規制:制限速度は守ってください。きびしいです。10キロ以上オーバーするとつかまるそうです。ハイウェイは100km制限なんですが、80kmの標識が見え、そして60kmの標識が見えると街が近づいた合図。ぽつぽつと家が増え始め、そのまま街の中心部になります。あぁ、うまく表現できない。日本のように高速をおりると町、ではなくて高速道路がそのままメインストリートという感じの町並みになります。とても興味深い。

凸:街の中の交差点とかスピードを出しては行けないところに道路が盛り上がった部分があります。ここは20km規制で、というかむしろそれ以下じゃないと底をスリます。これいいねぇ。これが家の前にあれば暴走族の深夜の暴走がなくなるのに。

夜はレストランで生ガキ。そんなにおいしくない。高いのにぃ。

ステーキが食べたくてしょうがない。やっぱり人間って血の滴るような肉が大好きなのかも。

この後はパブをはしご。ビール一杯づつ飲んでまわる。パブ・クロール(パブを這い回る)という言葉があります。

【オーストラリア豆知識】

ヘンな言い回しいろいろ。

・ケツの穴から指を抜け:「急げ」の意味。ケツの穴に突っ込んでいる指を抜いて両手を使えということ。でも残念ながらケツの穴に指を突っ込んでいる人をみたことがない。

・バラの香りをかがないで:これも「急いで」の意味。急いでいるのに立ち止まって花の香りなんかかがないで!

・飲んでいるトカゲのように平らだ:「時間ある?」に対して「忙しくて時間がない」と答える時に使う。英語の言葉遊びだったけ?ブローディーもなんでこんな言葉を使うかわからずに実際に使っている。

・タクシー!:パブで誰かがグラスを割った時に誰ともなく叫ぶ。グラスを割るほど酔っぱらっているから帰った方がいい、というヤジ。グラスが割れるとほんとに誰かが叫ぶ。何度も聞いた。

今朝はフェリーで「フレーザーアイランド」へ向かいます。

この島は世界最大の砂だけでできた島なのです。砂だけです。つまり砂州ですよ。

砂の島?なにがある?おもしろいのか?

ツアー会社はディンゴのマークの「Fraser Venture」。キャンプツアーをしたかったのですが時間の関係で1泊2日のツアーになりました。専用バスで島内をまわります。

でっこぼっこ。車体が右へ左へと揺れます。あたりまえというか砂の道路です。でも、ものすごく大きな木がうっそうとしげっております。砂の島なのに。

いったんバスを降りてハイキングコースを歩きます。

川だ。砂の島なのに。これが地下からしみ出してきた濾過されまくりの真水。

ホテルでランチをとったあと海へ。セスナ発見。

この砂浜100kmあるそうです。しかも一般道路とみなされています。車で100kmでブッとばしても1時間かかる。長いな。

残念ながら茶色の海。風が強いので海藻が流れ着いているようです。

午後もバスツアーです。砂浜を走っていると後ろの方の席でなにやら歓声が。

クジラだ!ザトウクジラだ!親子だ!

跳ねてるねぇ。ホエールウォッチングができてしまったよ。もうけ。

バスを降りて森の中をずんすん歩くと、お?

砂漠みたいだ!広いぜ!あと4km歩けだってよ!

ペットボトルの水がないと死ねますね。

ハァハァ…。み、湖だぁ!

うぉぉぉーーーー!どぼーん。

ちょっと苔臭い水ですね。たまり水なので砂の浸食によりあと80年ほどでなくなってしまうそうです。見たい人は急げ(急ぐ必要もないか)。

帰り道、途中でバスを降りて砂浜を歩いていたら木材がたくさん落ちている。

「たき火しようか?」

バックパックに詰めるだけ詰め込んでから、ホテルへ帰って夕食。

浜辺でたき火を起こしてビールを飲んでいると散歩中の人たちが通りかかり、いっしょに火を囲んで夜更けまで。

【オーストラリア豆知識】

そういえば日本は台風でたいへんだったようですが、オーストラリアでは台風は名前でよびます。台風23号は「Tokage (トカゲ)」でした。日本で発生した台風のニュースは全部そういうふうに名前で書かれているので、ブローディーがわけわからんと言っていました。

あいにくの曇り空。午前中はバスに乗って海岸線を35kmほどドライブするそうです。

と、パイロットのコスプレをした人(でも下は短パン)が乗り込んできてなにやら説明をし始めました。どうもオプションでセスナに乗れるようです。うーん、どうする?延々とバスに乗っていてもなぁ。

けっきょく乗っちゃいました。さっきの人が本当にパイロットでした。

砂浜が滑走路です!

ぶーん。小さいセスナなのにあまり揺れませんね。快適なような、つまんないような。

ぶーん。まっすぐな海岸。下をわたしたちの乗っていたバスが走っています。

ぶーん。鬱蒼とした熱帯雨林森。砂地なのに生意気だ。

ぶーん。きれいな水をたたえた湖。午後はここへ行くそうです。

10〜15分のフライト。着陸してバスを待ちます。すげぇ楽しい!とまではいかなくても、そこそこ楽しかった。バスに乗ってるよりはいいかもね。

 

カテドラルという粘土の層。はぁ。ブローディーがアボリジニの化粧に使うような粘土を見つけてきました。

 

難破船マヘノ号。はぁ。船が大きすぎて片付けられないそうです。

イーライ・クリークで川遊び。いやっほぅ!きれいな水ですねぇ!

川の流れに身をまかせながら水中を観察。おぉ!けっこう魚がいるじゃないですか。

ごぼごぼ。こんなきれいな川で泳ぐのは初めて!いい経験でした。

ランチの時間までほんのちょっと時間があるので浜辺へ。おじさん、何やってんの?なんでも魚の餌をとっているそうです。

おお!イソメだ。日本でも同じ餌を使いますよ。ただちょっと長すぎる気もしますが…。

 

まず、ロープの先につけた魚のアラを引きずり回します。ボラみたいな魚でした。

するとあら不思議、魚のにおいを感じであちらこちらでイソメが頭を出しはじめます。そこにそっと貝を近づけて噛み付くのを待ちます。

うまく噛み付いたら一気に砂をえぐり胴体を引きずり出します!

ながっ!長すぎるヨ!

俺たちも魚の内臓をちぎってやってみましたが、これが予想以上に難しく一匹も捕まえられませんでした。クヤシイ!

フレーザー島は浜辺からの投げ釣りでたいへん有名な場所で、多くの釣り師がこうやって餌取りをしていました。

そして楽しみにしていた、湧き水をたたえた湖、マッケンジー湖にやってきました!わずかに青空も見えてきましたよ。

なんてきれいな…。言葉を失いますね。

どんだけきれいかというと、これぐらいきれい。ただ沖の方はグンと深くなっていてちょっと怖いデスネ。曇り空がほんとうに残念。

あんまりきれいなので$1コインと$2コインを拾ってしまいました。トレジャーハンターと呼んでください。

大人も子供もきゃっきゃっとはしゃいで楽しんでいます。ここはほんとにいいところです。

楽しかったフレーザー島ともお別れ。今度は時間をかけてキャンプしたいね、と。釣って、泳いで、ハイキングして、BBQして、星を見て。

それは考えただけでも楽しそうだ。

【オーストラリア豆知識】

> Virgin Blueなのに赤い機体とはこれいかに。(10月09日の日記より)

なぜかいきなりVirgin Blueの名前の由来。

・赤い髪の毛のことを「ブルー」というのだそうです。
・「True Blue」というと「正直者」とか「自分の信念を持っている人」という意味だそうですが、オーストラリアでは「本当のオーストラリア人」という意味を持っているそうです。Virgin Blueも意味としてはそれと同じ感じになるらしく、ほんとうにいい言葉なんだそうです。

イギリスのVirginがオーストラリアで会社を設立するにあたり社名を募集しコンペで決まったのだそうです。

以上、アンディから聞いたお話でした。

はい、またブリスベンに戻ってきました。

今日はドライブ、ハイキング、キャンプと盛りだくさんの日なのですが、ストーム(嵐)が近づいているという天気予報。ありゃー、キャンプは無理だねぇ。天気には勝てないや。

ブリスベンを車で2時間ほど南下。まずガイドブックにも載っていない、できたばっかりのワイナリーをみかけたので立ち寄ることに。

ここのおすすめはワインにミルクを混ぜたデザートワイン。特殊な製法でワインとミルクが分裂しないそうです。はちみつとかチョコとかいろいろなフレーバーがあります。ミルクは嫌いだけどちょっと試飲してください。ちびっ。

…すげぇ味だ。こんなの買う人…いっしょにいたカップルが買っていきました。

ワインの方はブリスベンのワインコンテストで金賞、銅賞をとったりしております。ボディのある深い味わい。ブローディーが赤をお買いあげ。

そのまま車を走らせお目当てのワイナリーへ向かいますが、本日はおやすみでーす。バカぁ。

がっかりしたらおなかも減ったので少し戻ってカヌングラという小さな町へ。これがほんとにかわいらしい町で広場を囲んでホテル兼バー兼レストランが一軒、ピザ屋が一軒、薬屋が一軒、その他ちょこちょこという町。

「こんな町だと誰がなにをやったかみんな知ってるだろうね」

バーに入って店員のお姉さんに「今日のスペシャルはなに?」と聞いたら、ちょっと眉をしかめて笑いながら、

「羊の脳みそよ」

さすがオーストラリア!ぜひ食べたい!

いっしょに頼んだジンジャービールはたいへんおいしいものでした。

かぼちゃ、グリンピース、マッシュポテト、固いベーコン、そしてフライ。見た目はたいへんおいしそうです。

さて、いただきます。サクリ。美味しんぼではフグの白子って書いてあったけど、けっこうしっかりた固さ。白子じゃない、レバーの固さ。想像した脳みそっぽくない。

食べます。もぐもぐ。なんでしょうね、肉系の風味がします。そしてケモノくさいというかヤニっこい。もぐもぐ。うん、うまいかも。満足。

ラミントン国立公園へ到着。しかしいい天気だねぇ。嵐はどうなった?明日このままゴールドコースト行こうか?いや、なにも準備していない。なにも持ってきてない。あぁ、もったいない!

起点となる「O'Reilly's」というロッジでコーヒーを飲んでチョコバーを買って、よし!行くか。

全長14km、6時間のコースを行くつもりだったけど、なんか今は通行止めなんだって。よかった。ちがう、残念だなぁ。ということで11km、4時間のコース。

スタートしてすぐ巨大トカゲ登場。群れで。トカゲを探し20分ほど遊んでしまう。

ここにも絞め殺しのイチジクの木。中の木は死んで中に入れます。つーか、いたるところで殺しまくり。めずらしくもなんともない。

地上16mのところに吊り橋が張り巡らされており、高所恐怖症の方にはたまらない場所です。

そこからさらに木にかけられたハシゴを延々と登って、

地上33m(?)、熱帯雨林の上に出ます。下をのぞくとけっこうビビリます。これはめったにみれない眺めですねぇ。

しばらく進むと、ガサガサッ。イグアナだ!いるねぇ。普通にいるねぇ。

2時間半ほど熱帯雨林のアップダウンのある細い道を歩くと滝に出ました。ここで一旦休憩。ブローディーはさっそく泳ぎ出します。かなりの低水温。

「やま君は泳がないの?」

んー、ここで体を冷やしたくないなぁ。風邪はぜったい避けたい。ヘタレと呼んでもいいです。ここでチョコ食べてます。

青いザリガニ発見。水中深くにはには20cmほどの大物もいたそうです。

そろそろ日も暮れはじめ出口も近づいた頃、ブローディーが「最後に野生のワラビーが見れるよ」と言った瞬間!

 ドン!ドン!ドン、ドン、ドン…

目の前の道をものすごい勢いでワラビーが横切りました。あんなに複雑に交わっている木の間を、よくあんなスピードで跳ねることができるなぁ。

そしてブローディーが言った通り出口ではワラビーが遊んでいました。

夕食後、こんどはナチュラルブリッジという場所にツチボタル(グロウワームと呼ばれる蚊の幼虫)を見に行きます。ブローディーが言います。

「驚くよ」
「なにが?」
「日本人が多くて」

ゴールドコーストからも近く絶好の観光ポイントなのだそうです。

着いて懐中電灯を持ってツチボタルが住んでいる洞窟へ向けて歩きます。

 驚いた!日本人が多くて!

マジでびっくりした。いくつもの日本人グループを日本人のツアーガイドが引率しています。暗闇ですれ違うと「現地の人が前からきましたー、右に寄ってくださーい」「ハロー」「ハロー」。なんだこりゃなんだこりゃ。欧米人は皆無。中国人、韓国人も多いです。

滝つぼの下が洞窟になっておりまして、ここにお目当てのツチボタルが生息しています。ここからはライト禁止。

淡く青い(緑色に近い青)光が洞窟の壁一面を覆います。きれいですねぇ。なるほど、なにかアジア人の琴線にふれるものがあるのかもしれません。

もちろんフラッシュは禁止。低速シャッターで撮影を試みましたが、やっぱり無理でした。

そんなツチボタルで有名なナチュラルブリッジですが、その下に流れる川に大きなウナギが住んでいることはたぶんほとんど知られていない!

なぜなら俺たちは真っ暗闇の中、滝つぼで泳いでいたから。日本人観光客もまさか自分たちの足元で人が泳いでるとは思わないよねぇ(笑)。俺は怖くて滝の下まで行けなかったけど。やっぱりヘタレだ。

【オーストラリア豆知識】

Billabong (ビラボン)

わたしの好きなスポーツウェア、特にスイムウェアのメーカーですが、そうか、オーストラリアの会社だったのか。どおりでオーストラリア中にビラボンの店があるわけだ。

ビラボンはアボリジニの言葉で「水辺」とか「水のあるところ」という意味です。

いよいよ最終日。

まだ風が強いようです。ゴールドコーストにいこうと思ったのですが「日本人と日本語の看板ばっかりだよ」と言われたので、まぁ、なんだ、近所で釣りでもしてゆっくり過ごしましょう。

車で10分のところにある湾にかかった2本の橋のうちもう使ってない方。長い!暑い!ヒィヒィ。真ん中の方まで行かないと水深がないのですよ。

まずはビール!カスケードのライト(アルコール度数2.8)を買ってきたので朝からでも平気。暑いし。

餌はエビ(芝エビっぽい)とイカ(ホタルイカっぽい)を買ってきました。驚くことにセブンイレブンで売っています。逗子も見習え!

しばらく魚に餌をやる人を演じていましたが、よし釣れた!フグが。

フグしか釣れないことを笑う前に、この巨大なハリとエサで見事に口にフッキングさせる腕を褒め讃えよ。

食事と買い物の後に場所を変えてまた竿を出す。ググーンとしたアタリはあるんだけどフッキングはせず。なんだろう?クヤシイ。

と、目の前にイルカ。そういえばここはジュゴンも住んでるんだっけ。キャベツを丸ごとエサにしたら釣れるかな?とか言ったらブローディーが本気で怒る。冗談だってば。

空は真っ赤な夕焼け。フィナーレにふさわしいな。

夜は俺の希望でまたもや「Hog's Breath Cafe」へ。ブローディーの両親とブローディーの兄夫婦、お母さんのお友達。大勢で。みんなワクワク。ここは店員さんも明るい人が多くていい感じですね。

今回はヒッコリーフレーバーを頼んでみました。もちろんMEGA CUT!400g。

ジュ〜シ〜…なんだけど、このまえと比べてなんか味が抜けてるかな。それでも十分おいしいからパクパクと平らげたんだけど、帰りの車の中でみんな同じように思っていたみたい。おしいね。

デザートはマッドケーキ。泥ケーキ。チョコとココアとバターをたっぷりと使ったしっとりしたケーキ。これはもうオーストラリアで食べて大好きになった。コクがあってほんとにおいしいんですよ。うまいうまい。

たくさん飲んで食べて満足して少し夜道を散歩。うーん、まだ帰るって実感がないな。明日の今頃はじぶんちの布団の中なんだよなぁ…

【オーストラリア豆知識】

オーストラリアのお店はだいたい5時で閉店します。マジっすか!?スーパーも電気屋さんも洋服屋さんもみんな電気を落としちゃいます。日本に慣れちゃったブローディーはものすごく不便だとぼやいていたけど、まぁ、健全だと思うな。日本のスーパーなんか夜中11時まで開いてるもんね。

帰国

2004年10月29日 16:40

帰ってきました!

早朝にオーストラリアを出発し夕暮れに到着。9時間半のフライト。やっぱり遠いね。ここからさらに電車で2時間半かかるんですよ。

もうみんなコートの季節なんですね。電車待ちのホームでTシャツ、短パンは浮きまくりです。もちろん長そで買ってきましたよ。

さて、どこのラーメンを食べて帰ろうかなぁ。

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